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三工又干ノ

眩しい日差しに照らされて

ボクは今日も一人、歩いていく

いつもと変わらぬ朝の風景

お決まりのように買う缶コーヒー

何も何も何も何も変わらないけれど

何故か何故か何故か何故か騒ぐ心

抱え抱え抱えきれぬ事ばかりは

どうしたら許せる?かき消せる?

悲しみはそう簡単に見抜けるものではない

みんな隠し気づかれぬように

笑ってみせるから

笑ってしまうから

通り過ぎる猫を横目にして

ボクは今日も一人、歩いていく

凍えた両手はポケットに

深くしまって坂を下る

年を重ね年を重ね見えるものが

きっときっときっときっと増えるだろう

それがそれがそれがそれが美しいと

思えるようにと願いをかける

悲しみはそう簡単に見抜けるものではない

みんな隠し気づかれぬように

笑ってみせるから

笑ってしまうから

きっとキミが思うよりもこの世界は

そんなに悪いものでもないそう思う

ボクが生きてきた日々どれがなくなっても

いけなかったと今では思えるようになった

悲しみはそう簡単に見抜けるものではない

みんな隠し気づかれぬように

笑ってみせるから

笑ってしまうから

眩しい日差しに照らされて

ボクは今日も一人、歩いていく

いつもと変わらぬ朝の風景

お決まりのように買う缶コーヒー

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